猪名川町の郷土史講座を受講してきました。猪名川広報で「よみがえる古代の滝~鼓ヶ滝からの考察~」というテーマの案内があり、早速ネットから申し込みました。鼓ヶ滝という言葉に反応してしまいました。実は昭和54年頃この近くに住んでいました。その当時は特に滝という意味も考えたことはありませんでしたが、確かにこの周辺には滝はありませんでした。当日開演直前に行くと定員の30名をはるかに超える方々が来場されておられました。私もですが、皆さん暇なんですね。イヤイヤ失礼しました。勉強熱心なんですね。内容は、鼓ヶ滝は滝がないのになぜ滝というのかを考察されておりました。猪名川を横断する能勢電車と少し上流の銀橋の間を鼓が滝というそうで、巨岩の間を流れる急流を古代は、滝と云ったそうで、奈良の吉野の宮滝や大滝、兵庫の丹波にも上滝・下滝と川の巨岩の間の急流を滝と称し、古代人には落差のない岩場の急流の景観の方が好まれていたようです。平安中期以降宇多・花山法王の熊野詣での影響から那智の滝が知られるようになり、落下型の滝が注目され出して現在に至っているそうです。この場所が鼓ヶ滝の滝が付く理由が判明しました。まあ、どうでもよいような気がしますが、勉強になったような気もします。確認のために鼓ヶ滝に行ってきました。近くの下滝公園にあの有名な西行法師の歌碑がありました。そこには次のような和歌が記されておりました。
「音に聞く 鼓が滝を うち見れば 川辺に咲きし 白百合の花」
名句ですね。鼓が滝のさらに上流、一庫ダムのある知明湖の上流に湖底に沈むまでは巨岩に囲まれた急流があったそうで、見に行ってきました。鼓が滝もそうですが、面影は一切ありませんでした。この場所は、名勝「龍化滝(龍化峡)」と言われ多くの人たちが訪れていた場所も滝なんですね。
西行法師一口メモ:平安末期にお生まれになり鎌倉初期の僧侶・歌人です。元は北面の武士というエリート武官でしたが、突然23歳で出家され、諸国を旅しながら歌を詠んだ人物だそうです。
久しぶり 講座に参加 首ガックン
そういえば 近くの駅も 滝山や
講座案内と今の鼓が滝

落差のあるもっとも有名な那智の滝(落差133mの日本一の滝)

鼓が滝近くの公園にある西行法師の歌碑

一庫ダムと知明湖

一庫ダムの知明湖に沈んだ龍化滝周辺(半分以上水に沈んだトンネルは龍化隧道)






