八丈島PART3

2024年12月04日

黄八丈は、八丈島の特産品です。
ずっと昔に、黒潮に乗って中国からもたらされた絹織物を作る技術、それが八丈独自のシルクロードと言えるかも。
それから八丈島で発展していった黄八丈は外国人、特にドイツ人には大変喜ばれているそうです。 それはドイツの国旗と色が一緒だからです。
黄色を染めるのは「こぶなぐさ」、赤色を染めるのは「タブノキ」、黒色を染めるのは「スタジイ」という椎の木、草木染です。江戸時代、お米があまりとれなかったので年貢は黄八丈だったそうです。

もう一つは、流人の暮らしです。
島の生活は一言で言うとほったらかし、自分で食べるものを調達しなければなりません。
手に技術があれば島の民に重宝され、本土からの仕送りがある流人は生き永らえたそうで、島娘と所帯を持つこともできたようです。 ただ、その日の糧を得るために海辺から10キロの重さがある玉石を担いで2kmの道のりを玉石垣を作るために運ぶような重労働をして報酬はおにぎり1個だったとの事、やはり流人にとっては過酷な労働を強いられていたようで病気になり、栄養不良で多くの流人は亡くなっていったそうです。
本土で重い罪を犯したんで当然の報いと言えばその通りですが、八丈島にとっては安い労働力を得られ、流人から色んな技術も得られ、島が発展したのも流人のお陰と言われているようです。

黄八丈を着た島娘??

 

ドイツ国旗

玉石で作った玉石垣(六方積み)

 

八丈島PART2

2024年12月02日

八丈島は八丈三原山(東山)と八丈富士(西山)が繋がってできた島だそうです。
それぞれ火山の噴火で一つの島になりましたが、噴火の時間差が10万年もあり、地質が違い、東山ではお米の栽培ができていましたが、西山側はほとんどが玄武岩でできており、耕作地の土壌がお米の栽培には適しておらず明日葉やオクラなど野菜が中心、その中で明日葉は有名で色んな加工製品が作られており、大変栄養価の高い野菜です。
一口食べると3年長生きでき、2口食べると6年、沢山食べると死ぬまで生きられるそうです。
東山側では今ではお米を作るのはやめてその代わりに全国の95%の生産量を誇るのはフェニックスロベレニーを中心とした花き類(観賞用に栽培される植物)だそうです。
野菜はあしたばや八丈フルーツレモン、八丈オクラ等、でもやっぱり海の幸です。
島寿司(メダイや尾長鯛を醤油漬けにしてワサビの代わりに塗られたカラシが絶妙のアクセント)そのほかは、あの八丈くさや(意外と匂いはマイルド)そしてブド(海藻を煮出しして煮こごりにして中には魚のすり身や貝が入っており、濃厚な磯の香りが絶品)後は長生きできるあしたば、オクラのてんぷら、これらをあてにして八丈島焼酎(蔵元が4軒、芋を中心に麦もある)八丈島酒造の江戸酎の芋を頂きました。
地元に行ったら地元のお酒と地元の逸品を頂く、最高です。

八丈で 島の食材 島の酒

はるばると 来た甲斐あった 酒とあて

漬けにして カラシも塗った 島寿司や

絶妙に カラシとマッチ グッググー

尾長鯛の島寿司             メダイの島寿司他

   

ムロアジのくさや                      あしたばのてんぷら

 

その他のあて                                     八丈富士と八丈三原山

 

江戸酎(麦麹で作った芋焼酎)