ネットニュースでアメリカ心理学会が「認知症になりやすい性格」を調査されていた。アメリカの心理学会は、長年にわたり、高齢者の認知機能低下について研究を続けており、その結果によると、認知機能には「性格」が大きな役割を果たしていることが明らかになった。性格特性と認知症発症リスクの関連性を解明するため、約20年にわたって2000人近くのデータを収集、「ビックファイブ」で性格を分類している。「ビックファイブ」は個人の性格における5つの因子を指す。①神経症傾向②外向性③開放性④協調性⑤誠実性に分類される。その他性別・学歴・病気の既往歴も考慮、協力者の大半は女性であった。①の神経症傾向のスコアが高い人は認知症を発症する可能性が高い②の外向性が高い人は軽い症状が出始めると、早い段階で助けを求める傾向にあるので認知機能が回復しやすい③の開放性と④の協調性に関しては認知症との関連性を見出すことは出来なかったが、この二要素は健康増進につながる傾向がある⑤の誠実性の高い人(几帳面で自制力が高い)は加齢による軽度認知障害を発症しづらい、以上より全体的に見て認知機能低下の初期段階においては、性格特性が影響を及ぼすことが分かったが、この研究結果には限界がある。認知症になると人格が侵食されてしまうことから、性格特性は認知症対策にはならないと結論付けているが、この研究から得られた大きな収穫は、ストレスの多い生活を送ることは、長い目で見ると私たちが想像する以上の害をもたらすとわかったことかもしれないと締めくくっている。やはりストレスは、認知症に限らず、全ての病の根源なんですね。

(MCI:軽度認知障害「Mild Cognitive Impairment」)

財布ない 携帯どこや MCI?

ストレスは 万病のもと 認知にも

長生きを すればするほど リスク増す