認知症と高齢の話が続いたので、ボケについて調べてみました。認知症の意味でのボケは、もっと古くから使われていて、江戸時代の文献にも「惚ける(ぼける)」という言葉が登場するようになりました。この場合のボケは年を取って物忘れがひどくなる様子を表現していて、今では認知症という言葉が一般的になっています。昭和以降、特に高齢者の認知機能の低下を指す表現として「ボケ老人」という言い方が使われるようになり、「ぼけ」「老人ボケ」「痴呆」「痴呆症」などと言われており、当時の平均寿命は男性69歳、女性は74歳でしたが、今は男性81歳、女性87歳と男女とも10歳以上平均寿命が延びており、この表現が差別的要素があるとして、平成16年、痴呆症から認知症へと用語が変更になりました。認知症には次のような種類があります。認知症の内半数以上がアルツハイマー型認知症、後は脳血管症認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、混合型認知症以上5つに分類されています。認知症は「記憶の病気」と思われがちですが、実は感情や行動、身体の動きにも影響を与えることがあります。だからこそ、早めに気付いて、周囲と協力しながら支えていくことがとても大切なんですね。

白寿なり ようやく免許 返納す

卒寿から 同じ話を 聴くように

百超えも まだまだならん 認知症

(家内のお父さん、来年100歳、心も体も元気一杯です)

 

「認知症の分類」