白寿を迎える妻の父親の望みに応えて

2025年05月08日

妻の父親が、満九十九歳を迎えます。このブログでも以前に一年早く身内が30名集まり、白寿のお祝いをしたことをアップしましたが、今回新聞で有馬温泉最古の宿の記事が出ていたと父から連絡があり、それでは一緒に泊まりに行こうと決まり、行ってきました。九十九歳になる今も、グランドゴルフに健康体操、毎朝新聞を隅々まで、しかも裸眼で読んでおり、耳は遠く補聴器(弊社取り扱いのパナソニックの補聴器)を着けていますが、矍鑠としております。午後三時過ぎにお宿「陶泉 御所坊」にチェックインしました。

お宿をご紹介:鎌倉時代の1191年に創業、鎌倉時代にはあの歌人で有名な公家で正二位権中納言の藤原定家、室町時代には三代将軍で金閣寺を創建した足利義満、戦国時代には豊臣秀吉、明治時代には伊藤博文、与謝野晶子、昭和の時代には文豪谷崎潤一郎がここに滞在されて小説の中に宿を登場させている、

などなど歴史あるお宿です。あちこちに漢詩の額が飾ってあり、建物と相まって歴史を感じました。お風呂も最高、夕食も最高、部屋も最高、ほろ酔い気分でゆっくり時の流れに身を委ねておりました。翌日は父親のリクエストに応えて「蓬莱峡」に行きましたが、車を停めるところもなく、くねくね道を車窓から見るだけに留めて家路につきました。

大浴場は金の湯

有馬の湯 白い手ぬぐい まっ黄色

藤原定家の日記(明月記)に宿のことが書かれている

明月記 漢詩でしるし 読めません

お宿玄関より

金の湯が通路でだんだん深くなりここを過ぎると半混浴の大浴場へ

 

藤原定家の日記「明月記」印の所にお宿のことが書いてある?読めません

お宿の粋な計らい・耳が遠いので声が大きくなり他のお客さんに迷惑をおかけするかもと伝え、その時何分99歳なんでと言ったかも?ほかのお客さんにも99歳と伝えられて、外国のお客さんからも大きな拍手をもらいました

 

遠くに見える蓬莱峡

こどもの日

2025年05月05日

今日は五節句の一つ、端午の節句です。別名「菖蒲の節句」とも言われ、男の子の誕生と健やかな成長を祈る日です。五月人形を飾る、鯉のぼりをあげる、菖蒲湯に入る、ちまきや柏餅をたべる、など家族でお祝いをする大切な日です。43年前に長男誕生の時に妻の実家や親戚から頂いた武者人形、雛飾りと一緒で、武者人形を孫が小さいときは飾っていましたが、じじ・ばばは歳を取り飾るのが大変となり、こんなケースの武者飾りとなりました。鯉のぼりはとっくの昔に、ギブアップです。時の流れはあっという間に過ぎていきます。子から孫へさらに次々と節句にこのような人形を飾れる時代が続くように、平和であることを望みます。日本が、そして世界が。

窓越しに 新緑眩し 春の朝

音がする 田植えの準備 トラクター

生命の 息吹感じる 春なかば

孫が来て 笑顔の花が そこかしこ

昔は飾っていた       今はこれ。

 

 

思い付きの一人旅 PART3

2025年05月01日

いよいよ本来の目的の葛井寺へ出発です。岸和田からおよそ37kmの45分、到着です。ただ周辺には駐車場が少なくて同時に参拝客で一杯でしたので2km離れた岡ミサンザイ古墳(全長245mの前方後円墳、仲哀天皇の陵とも?日本武尊(やまとたけるのみこと)の第二子)の近くの駐車場に停めました。歩くこと15分で到着、すごい人です。ご本尊の国宝千手観音を近くでお参りして、合掌手(人に慕われる)というお守りを頂きました。続いて阿弥陀二十五菩薩堂の特別拝観をしてきました。令和3年より仏像とお堂の修復が始まり、4年以上の工事を終えて、遂に完成しました。阿弥陀如来を中心に両脇を観音菩薩・勢至菩薩を含め27尊のオーケストラ菩薩像が揃い、楽器を奏でる菩薩、舞を踊る菩薩、ゆっくりと往生者をお迎えにくる様子を表わしているそうです。素晴らしい27尊のお姿、ただ二十五菩薩堂となっていますが、菩薩は26尊?深く追及するのはやめということで、葛井寺を後にして続いて辛目神社、道明寺、道明寺天満宮にお参りして家路につきました。往復200kmの非常に有意義で心が洗われる一泊二日の旅でした。合掌、南無阿弥陀仏。

仏見て 慈悲の微笑み 阿弥陀仏

神仏に 願掛け祈る 幸せを

葛井寺                 本堂

 

二十五菩薩堂             合掌手のお守り

特別拝観のパンフレット        辛目神社の藤棚

 

道明寺天満宮            道明寺

集めたお守り

 

思い付きの一人旅 PART2

2025年04月28日

岸和田に泊まったホテルは、ルートイン大阪岸和田です。JR阪和線の東岸和田駅、きっと飲み屋も一杯あると思いきや、ほぼ皆無、そこから西に1・5kmの南海本線岸和田駅にありますよと言われて、15分歩きました。居酒屋「海坊主」名前がいいですね。5時45分に混んでくる前を狙ってカウンターで、注文開始、まずは炙りを塩で3種盛の刺身を、続いて「生しらす」に「ホタルイカの酢味噌」で生ビールと岸和田地酒の「三輪福純米酒」1合、そして同じくもう1合、続いて「大はまぐりの浜焼き」と「赤エビの塩焼き」で交野地酒の「利休梅 静香純米吟醸」1合を注文して1時間半を堪能しました。そこからまた15分ほろ酔い歩きで、コンビニによってハイボール1缶とあてを買って、ホテルの大浴場で汗を流して、部屋で一杯、ちょうど眠たくなってきて、ベッドにもぐりこみ朝まで熟睡、朝6時に目覚めて、9時に今回の目的の地「葛井寺」へ出発しました。後ほどPART3で。

一人飲み 自分のペースで 楽しめる

ご当地で 酒を楽しむ 一人酒

酒好きの 友と飲むのも それはそれ

友と飲む 酒はリミット すぐ超える

居酒屋「海坊主」             刺身三種盛

 

生しらすとホタルイカの酢味噌と三輪福純米酒  大はまぐりの浜焼きと赤エビの塩焼き

 

静香純米吟醸酒

教皇と法王の違い

2025年04月22日

フランシスコ・ローマ教皇が昨日の21日にお亡くなりになられました。ローマ法王とは違うのか、早速調べてみると、2019年まではローマ法王とお呼びしていたが、以後正しい呼び名は教皇ということに統一したそうです。ローマ教皇庁は、イタリアのローマ市内の中にあるバチカン市国にあり、教皇は世界最小独立国家の元首です。人口は800人、面積は0。44平方キロメートルです。ちなみにキリスト教の信者数は25億人で世界人口の34,2%を占め、主な宗派はカトリック・プロテスタント・正教会があります。バチカン市国はカトリック教会の総本山で、今後も信者は増えていくそうです。他の宗教の信者数も調べてみました。多い順にイスラム教20億人、無宗教・無神論者12億人・ヒンドウー教11、6億人・仏教5億人だそうです。我々仏教徒は佛法僧に「帰依(優れた存在を信じ、そのお力にすがる)」すると言いますが、キリスト教では似た概念として「入信」「回心」という言葉がありますが、少し概念が違いますが、どちらの宗教も、信仰を通じて心の変化を追求する点では共通していると書いてありました。大阪万博の各国のパビリオンも半旗をあげて弔意や哀悼の意を表して、ご冥福をお祈りしています。合掌。

違えども 信ずる者は 救われる

教皇逝く 祈りの声が 天駆ける

サン・ピエトロ大聖堂とサン・ピエトロ広場(バチカン市国)

思い付きの一人旅 PART1

2025年04月21日

十数年前に巡った「西国三十三か所観音霊場巡り」で大阪地区の観音霊場をネットで調べていた時に、藤井寺市にある葛井寺(ふじいでらと読みます)で国宝の千手観音特別開扉と阿弥陀二十五菩薩堂特別拝観があることがわかり、それではと前日に岸和田のお城とだんじり会館や寺院・神社をまずは見に行こうと思い立ち、岸和田にいる旧友に電話、あいにく当日都合がつかず、一人飲みの居酒屋を物色、こちらはPART2でお話しするとして一日目は岸和田城へ、元々は5層の天守閣でしたが、火事で喪失、現在は3層の天守閣です。1334年に楠木正成の一族和田氏が当時「岸」と呼ばれたこの地に城を築き、「岸の和田氏」と呼ばれ、「岸和田」の地名の起こりとなったといわれています。その後変遷し、1640年に岡部家が以来13代明治を迎えています。お城の中を隈なく見学を終えて、近くの「岸和田だんじり会館」「岸城神社」を見に行きました。だんじりは江戸時代中期に始まった五穀豊穣を願うお祭りです。岸城神社の例祭としての「岸和田だんじり祭り」が広く知られています。少し時間があったので、岸和田天神宮と738年に行基が創建した久米田寺へも行ってきました。目の前には行基が開削指導(地域の人々を率いてため池や用水路などのインフラ整備)大きな久米田池がありました。いつものようにお守りを購入、少額ですが、改修工事の寄進もして、すがすがしい気持ちになって、ホテルへ直行。今日は飲むぞー。PART2へ続く。

久米田寺にあった句碑(高橋操子氏作)

ちっぽけな 善意でもよし 心満つ

(一峰作)

手を合わせ 心のさびを そぎ落とす

岸和田城                だんじり会館内のだんじり

 

岸城神社                久米田寺

 

久米田池                久米田寺の句碑

 

岸和田天神宮

だんじりシアターの動画

 

財布紛失?

2025年04月17日

毎週水曜日は、孫のお守りです。いつも通り、上の孫娘の塾の迎えに下の孫息子を車に乗せて、二人を連れて近くのコープでお菓子は3個と決めて買ってあげ、玄関でサッカーボールを出して家に上がらずに歩いて、近くの公園でサッカーをして、午後6時に娘に引き継ぎ家路に付きました。ふと財布がないことに気づき車停車、いつも服のポケットから落ちて座席の下によく落ちているので、隈なく探しましたが、ありません。そうだ公園に落としたかもとすぐに戻り、端から端まで探しましたがありません、少し焦りました。明日から1泊2日で神社仏閣巡りの一人旅、財布には免許証、クレジットカード、キャッシュカード、諸々が入っています。こんなに焦ったのは久しぶり、最後の望みをかけて、コープのサービスカウンターへ、財布の落とし物ありませんかと聞くと、担当者お二人が口をそろえて、お名前は?と聞かれ、財布の落とし物はありますが、ここに住所氏名をまずお書きくださいと言われ、免許証の写真をしげしげとみられ、間違いありませんねと財布を渡していただきました。よく購入商品を袋に入れる棚の上に忘れる方がちょくちょくおられますよ、良かったですねと言われ、中も確認、OKでした。ホントこんなミスをするんですね。財布を棚にちょっと置いて袋詰めをしているとその存在を忘れてしまう、財布という非常に大事なものでさえ、なんか恐ろしい、自己嫌悪に陥っています。最近特に注意力が散漫となっているような?何かそういうことが起こらないトレーニング方法、誰か教えて。(性格直せ)

年のせい いやいや違う 性格や

こんなにも 焦ったことは 他にない

クレジット キャッシュカードに 免許証

恐ろしい 全て無くすと 後大変

第89回マスターズトーナメント

2025年04月14日

4日目最終日朝3時から8時過ぎまでテレビの前で5時間観戦しておりました。「マスターズ」はアメリカ・ジョージア州の「オーガスタナショナルGC」で行われる4大大会(他には全英・全米・全米プロ)の一つです。2021年に松山英樹プロが、アジアのプロとして初めて優勝しました。マスターズは1934年に始まり、1943年から1945年の3年間は第二次世界大戦で中止となりましたが、それ以後、コロナの時も開催されました。今年はローリー・マキロイプロ(アイルランド)がジャスティン・ローズプロ(イングランド)とのプレイオフ18番一ホール目にバーディを取り優勝、キャリアグランドスラム(メジャー4大大会全て優勝)を史上6人目でタイガー・ウッズ以来25年ぶりの達成です。マキロイは今年でこれが3勝目です。国籍がアイルランドですが、アメリカでは一番人気がある選手です。それは、新しくできたLIVゴルフにPGA所属の上位の選手がいろんな理由(お金・試合数など)で移籍し、タイガー・ウッズと一緒にマキロイは今まで育ててくれたPGAを出ていくことは許せないと最後まで先頭に立って反対していました。そのことがゴルフファン(パトロンというそうです)の心を掴み応援していると思います。判官びいきは、アメリカでもあるんですね。今回優勝するチャンスは、何回もありましたが、いろんなプレッシャーで勝ちきれずにプレイオフまでもつれ込みましたが、最後の最後で飛距離・ショット力・攻めの姿勢で勝ち切りました。超一流プロでも大きなプレッシャーにより、ショット・パットが乱れるんやから我々ヘボゴルファーは当然、これからはOBやミスショットを恐れずに思いっきり振っていこうと思いました。(その前にもっと練習せな)

プレッシャー 応援後押し 夢つかむ

ジャスティンも 最年長V 後一歩

勝ち切って パトロン歓喜 ナンバーワン

マスターズ グランドスラム 完成や

花まつり PART2

2025年04月13日

花まつりについては、PART1で書きましたが、法要は、花で囲まれたお釈迦様の像に「般若心経」読経の中、参列者全員で甘茶をお掛けします。お釈迦様誕生の際に龍が天から香湯(香水)を降らせたという故事に基づき、お釈迦様の誕生時の姿を表わした誕生仏(像)に甘茶をそそぐ風習だそうです。法要が終わり、続いて「講話」がありました。なんと川西警察署 生活安全課の方が、「特殊詐欺について」というテーマで30分お話しされました。ほとんどの出席者は70歳以上の高齢者です。川西‣猪名川管内で高齢者の詐欺被害が多発しており、特に海外からの川西警察の電話番号でかかってくるケースもあり、注意喚起をされました。特殊詐欺には気を付けましょう。

続いて「落語法話」を一時間、お話しされるのは、丹波篠山市の曹洞宗 長楽寺住職 安達 瑞樹老師、51歳、「駒沢大学の落語くらぶ」で腕を磨き、大本山 永平寺で修業(もちろん落語の修行ではありません)をされ、落語で法話をしてはと後押しされて、全国いろんな所で、特に東日本大震災被災地の復興支援事業に参加されて落語と法話を織り交ぜて活動されておられます。今回も素晴らしいお話を聞かせていただき、「生きている」のではなく「生かされている」ということを面白可笑しくお話ししていただきました。最後にはギターとハーモニカで松山千春さんの「大空と大地のなかで」を皆で合唱して、合掌で締めくくられました。有意義なひと時でした。感謝・感謝。

桜まだ 甘茶が匂う 花まつり

今生きる みんなの助け あればこそ

 

    

 

 

花まつり PART1

2025年04月08日

今日は、お釈迦様の誕生日です。猪名川町仏教会・総代会主催の「花まつり」に出席してきました。「花まつり」とはお釈迦様の誕生を祝う仏教の行事で、キリスト教が12月25日のクリスマスにイエスキリストの誕生を祝うのと同じく、仏教では4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に、お釈迦様の誕生を祝うことを一般的に「花まつり」といわれています。今年は4月2日に猪名川町内の各寺院の住職や檀信徒およそ100名出席のもと猪名川町杉生にある「曹洞宗 景福寺」で行われました。お釈迦様は、ヒマラヤの麓の小国シャーキャ(釈迦)国の国王の息子としてお生まれになり、幼名はシッダールタと名付けられ、非常に聡明で国王である父親からも大いに期待され、16歳で結婚するも29歳の時に人が直面する「老い・病気になる・死ぬ」という苦しみに悩み、悟りを得たいと強く考え、妻や子どもを残し、出家されました。バラモン教の教えに従いながら仙人に弟子入りし、修行の日々を過ごすも答えを見いだせず、苦行で倒れているところを村の娘に助けられ、その地にある菩提樹の下で瞑想を開始。悟りの境地に達せられました。そこから仏教の布教を開始され、多くの信者が出来て80歳で入寂されました。仏教の原点は、北インドから始まり、2500年後の日本のこんな片田舎でお釈迦様の誕生をお祝いする場にいる、なんか感慨深いものがありますねー。

(AIに「悟り・仏・心」というテーマを与えて「川柳」を考えてもらいました)

悟りとは 仏の心に 寄り添いて

心澄む 仏の教えに 春が舞う

(うまい)

(自分で作ってみると)

悟るには まずは欲を 捨てなさい

捨てようと 思えば欲が 増えていく

(花まつり「お釈迦様に甘茶をかける」)

(花まつりの会場 曹洞宗 景福寺)