曹洞宗 松山寺の庵主様が亡くなられて、今は伊丹市の荒村寺様にお世話になっております。先日荒村寺で「特派布教法話の会」が行われ、松山寺役員四名で聴きに行ってきました。特派布教法話とは、曹洞宗の中心的な教えをわかりやすく実例を加えて解き示す布教行事を言い、選ばれた布教師が全国各地で本山管長禅師様の御名代として説き歩かれる行事を言います。この度は、北海道北斗市 光明寺住職 冨田大輔老師が法話を行われました。ちなみに荒村寺の名前の由来は、伊丹の有岡城主であった戦国武将「荒木村重公」より命名されたそうです。行く時帰る時は雨は止んでいましたが、着くとすぐに雷を伴う大雨、これも仏様のご利益、感謝です。九時を過ぎ、本堂には僧侶様13名、参拝者凡そ80名で「般若心経」を唱えてスタート、続いて本日特派布教をして頂く冨田老師をお迎えするのに全員で「開経偈」というお経を唱えました。老師様は、日常にある身近な話題を例に挙げて、曹洞宗の修行の神髄である座禅をすることにより雑念を捨て心を整えるとはどういうことかをお聞かせ頂きました。僧侶ではない我々が日頃から簡単にできる座禅の仕方も詳しく教えて頂きました。90分の法話もあっという間に終わってしまい、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
荒村寺 十五年ぶり 布教会
座禅とは 己と向き合う 良い機会
雷を伴う大雨
皆で「開経偈」を唱えてお迎えする冨田布教師様