壱岐を観光した時、大事な参拝先を外伝(本編の補完)としてお伝えします。それは聖母宮(しょうもぐう)という神社です。祭神は、住吉大社に祀られておられる神功皇后と住吉三神、そして神功皇后の夫である第14代仲哀(ちゅうあい)天皇と子である第15代応神天皇(ちなみに第16代仁徳天皇は神功皇后の孫)、以前に三韓征伐の話を書きましたが、神功皇后が三韓征伐のおりに立ち寄った壱岐のこの地に聖母宮があります。この神社は、征伐に勝利したことから「勝負の神」と言われ、神功皇后は三韓征伐の際に応神天皇を身ごもり、凱旋の後に無事に出産したとの伝えから安産の神として知られています。境内には神功皇后の馬の蹄の跡が残っているとされる「馬蹄石」があります。また、元軍が文永の役に上陸した場所でもあります。近くには豊臣秀吉が朝鮮出兵時、加藤清正が築いた勝本城もあります。対馬もそうですが、壱岐も朝鮮半島に近いがゆえに、侵略し、侵略もされたことが、はっきりと残されています。日本は平和ですが、世界では今なお侵略戦争が行われています。それぞれに言い分はあるかもしれませんが、犠牲になるのはその地で平和に暮らしている一般の方々です。対馬・壱岐を訪ねて、改めて平和の大事さを実感できた旅でした。戦争反対。平和万歳。

周囲には 日本を狙う 国がある

アメリカに おんぶにだっこ これはダメ

我々が 日本を守る 気概持て

改めて 尊い平和 実感す

聖母宮 西門    聖母宮 本殿

 

聖母宮 案内図   神功皇后 馬蹄石

 

文永の役 元軍の上陸地    聖母宮の朱印と御守