法然上人がお亡くなりになったのは建暦二年(1212年)一月二十五日です。

そんな上人を、滅後も慕い、恩に報いたいとの思いが心に芽生えてごく自然に

始まったのが御忌会(ぎょきえ)です。浄土宗の末寺である檀家寺の成仏寺でも

少し早いですが、御忌会の法要がありました。終了後年行事渡しと言いまして、

お寺のお手伝いとして、次の1年を担当する当番に引き継ぎます。

信徒は沢山おられますが、檀家はこの村30名が3名交代、凡そ10年に

1回回ってきます。なんとこの当番に当たっておりました。

もう10年も経ったんやなー。

内のお寺は今の住職さんの後二代は続くので成仏寺は安泰です。

ただ周囲のお寺は、引き継いで頂く住職さんがいないので、

無住の寺が増えてきております。同時に住民も高齢化で、

どんどん過疎化が進んでおり、寺院の運営も難しくなってきております。

日本も人口減少に歯止めがかからず、

日本全体の問題として政治に期待するところですが??

「与謝蕪村作」

御忌の鐘 ひびくや谷の 氷まで

凍てついた渓谷の静けさを破り、氷すら震わせ響き渡る大梵鐘の音が聞こえそうです。

 

知恩院の法然上人の銅像         本堂

 

法然上人の肖像画            隣の薬師会館の薬師如来

 

浄土宗の散華