ドジャースにはもう一人優秀な日本人の投手がいる。山本由伸である。昨年に「ポスティング システム」で「ロサンゼルス・ドジャース」に入団して2年目、「オリックス・バッファローズ」では、2022年には日本一になり、26歳までにMLBのワールドシリーズ優勝、NPBの日本シリーズ優勝、および野球の主要国際大会三つ(プレミア12、オリンピック、WBC)でもすべて優勝を経験しており、これらの「5冠」を達成した選手は野球界初である。今年は「ロサンゼルス・ドジャース」のエースとしてすでに11勝しており、防御率も2.58とリーグ二位、ここ三試合は、非常に残念な結果となっている、全て一点に抑えるも勝ち負けなし、特に残念なのは、9月7日の菅野智之投手が所属する「ボルチモア・オリオールズ」との試合で9回ツーアウトまで、3対0のノーヒット・ノーラン、最後の打者に痛恨のホームランを打たれ交代、次のピッチャーが3点取られて逆転サヨナラ負け。翌日そのうっ憤を晴らすように大谷は、なんと菅野から二本のホームランを打って、5対2で勝つ。山本は、オリックス最終年の2023年にプロ野球通算100度目のノーヒット・ノーランをしており、もしあと一人抑えていれば、あの野茂英雄さん以来二人目になっていたかも?しかも「オリックス・バッファローズ」の前身である「近鉄・バッファローズ」と「ロサンゼルス・ロジャース」で達成しており、オリックスファン(実は元近鉄ファンでしたが)としては、非常に非常に残念でならない。ただ野茂さんは、「ボストン・レッドソックス」時代にもノーヒット・ノーランを達成しており、NPBで78勝、MLBで123勝もしている偉大な投手、性格はちょっと変わっているように見えるが、わが道をまっすぐ突き進む一本筋の通った方、「トルネード投法」万歳、「近鉄・バッファローズ」万歳。

余談ですが、9月21日、大谷は遂にシュワーバーの53本に追いつきました。万歳。

ノーヒット ノーランあって 思い出す

懐かしい 野茂英雄おり 今がある

「ポスティング システム」一口メモ:日本のプロ野球選手が、アメリカ大リーグの球団に移籍したい場合、海外FA権(フリーエージェント権)を持たない選手は、所属球団がその希望を  認めると、MLBの球団と交渉できる仕組み、ただ契約金の一部が所属球団に譲渡金として支払われるシステム、ちなみに山本由伸の場合、オリックスが受け取った譲渡金は71億円、ドジャースと結んだ契約金の総額462億円に基づいて算出されたとの事。