日本時間の8月25日、パドレス対ドジャースの最終戦がパドレスの本拠地、サンディエゴのペトコ・パークでありました。パドレスの2連勝、一戦目はダルビッシュ投手で勝ち、二戦目も5:1で2連勝、3タテを英語でスイープ(sweep)と言うそうです。ドジャース、何とか3タテを阻止すべく勝ち頭山本由伸投手が先発、6回まで2:2の同点で降板、7回の表に一挙に5点を入れて7:2、そして9回の表に驚くようなドラマがありました。9回からパドレスは松井祐樹投手、ワンアウト後大谷翔平選手が過去4打席内角攻めで抑えられていましたが、次の一球を読み切り、見事なホームランを打ちました。45号です。このホームランだけなら大量リードの追加点だけなんですが、次のような出来事がありました。パドレスファンの間では有名な大声でやじを飛ばすファンが、ドジャースのベンチのすぐ横で、ドジャースの出てくる選手をやじり飛ばしていました。特に大谷選手には強烈なヤジを飛ばしていました。五打席目、ホームランを打ってベンチに帰ってきて、いつもならテオスカー・ヘルナンデス選手が大谷選手に「ヒマワリの種シャワー」を撒いて、続いてロバーツ監督とハイタッチですが、なんと満面の笑みを携え、ずっとヤジっていたファンとハイタッチ、それを見ていたドジャースのベンチのみんなも笑顔を浮かべていました。この動画がネットで拡散、MLBのレジェンド達もこれぞ大谷、他の選手たちもこんなこと絶対できない、今までの常識を覆す大谷ならではのパフォーマンスと絶賛、特にヤンキースの一時代を築いたレジェンド、デレク・ジーターがこのことで感じたこと「野球界の歴史を振り返ってもこれほどまでに敵味方を超えて愛される存在は稀だろう、翔平は野球そのものを象徴する存在なんだ」と、さらに試合後にもう一度ハイタッチしに来たなんて、このファンが地元のメディアのインタビューに答えていました。ただ大谷が怖かったんだ、怖くて大声でヤジを飛ばしてたんだ、それをハイタッチしに来るなんて、信じられない、こんなことをさらっとできる大谷翔平選手は、我々日本人の誇りです。アメリカ中を感動の渦にできるなんて。
レジェンドに ここまで言わす 翔平君
敵ファンも 自然と笑顔 ハイタッチ