いよいよ田植えの時期です。田植えをするまでの田んぼの作り方を簡単に説明します。まず一番目は、「1回目の田起こし(荒起こし)」、冬の間に固くなっている土をほぐす為にトラクターで田んぼを耕します。これで土を柔らかくして水の浸透性を良くします。二番目は、「畔塗り」、田んぼの水を適切に管理するために田の周囲に畔を作りますが、泥で畔を作るのが、これがまた面倒なんで、「畔シート」を田んぼの周囲にめぐらします。三番目は「基肥」、肥料をまき、2回目の田起こし(仕上げ)をして、土と混ぜ合わせます。牛糞など人間の体にも優しい肥料を使います。四番目は「入水」、田んぼに水を入れて、五番目に「代掻き」、土をさらに細かく砕いて均一にして、雑草の発芽を抑え、田植えをしやすくします。五番目は、「田植えの準備」、昔はそれぞれの家で「種もみ」から稲の苗作りをしていましたが、今は農協で作ってもらう所もありますが、苗を育てる育苗期間を経て、いよいよ田植えとなります。田植えは、小さい頃は手植えで小学校、中学校は田植え時期になると農繁期で学校はお休みとなり、田植えの手伝いをしていましたが、今は一度に4条から10条を植えることができる乗用の田植え機であっという間に植えることができます。そういうことで、みんな田植えも終わり一杯飲もうということになりました。近くの居酒屋に四名集合。楽しいひと時を過ごしました。

飲み屋で作った友3人の句

友と飲む 酒はどれほど 上手かりし

米作り 足腰疲れて どやさねん?

明日は雨 急ぎし田植え 無事終わる

我が子には 継がせたくない 米作り

トラクターで「代掻き」をしている風景      昔の田植え

 

今の6条植えの乗用田植え機          秋の稲刈り

 

居酒屋「しまや」の風景と料理