妻の父親が、満九十九歳を迎えます。このブログでも以前に一年早く身内が30名集まり、白寿のお祝いをしたことをアップしましたが、今回新聞で有馬温泉最古の宿の記事が出ていたと父から連絡があり、それでは一緒に泊まりに行こうと決まり、行ってきました。九十九歳になる今も、グランドゴルフに健康体操、毎朝新聞を隅々まで、しかも裸眼で読んでおり、耳は遠く補聴器(弊社取り扱いのパナソニックの補聴器)を着けていますが、矍鑠としております。午後三時過ぎにお宿「陶泉 御所坊」にチェックインしました。

お宿をご紹介:鎌倉時代の1191年に創業、鎌倉時代にはあの歌人で有名な公家で正二位権中納言の藤原定家、室町時代には三代将軍で金閣寺を創建した足利義満、戦国時代には豊臣秀吉、明治時代には伊藤博文、与謝野晶子、昭和の時代には文豪谷崎潤一郎がここに滞在されて小説の中に宿を登場させている、

などなど歴史あるお宿です。あちこちに漢詩の額が飾ってあり、建物と相まって歴史を感じました。お風呂も最高、夕食も最高、部屋も最高、ほろ酔い気分でゆっくり時の流れに身を委ねておりました。翌日は父親のリクエストに応えて「蓬莱峡」に行きましたが、車を停めるところもなく、くねくね道を車窓から見るだけに留めて家路につきました。

大浴場は金の湯

有馬の湯 白い手ぬぐい まっ黄色

藤原定家の日記(明月記)に宿のことが書かれている

明月記 漢詩でしるし 読めません

お宿玄関より

金の湯が通路でだんだん深くなりここを過ぎると半混浴の大浴場へ

 

藤原定家の日記「明月記」印の所にお宿のことが書いてある?読めません

お宿の粋な計らい・耳が遠いので声が大きくなり他のお客さんに迷惑をおかけするかもと伝え、その時何分99歳なんでと言ったかも?ほかのお客さんにも99歳と伝えられて、外国のお客さんからも大きな拍手をもらいました

 

遠くに見える蓬莱峡