十数年前に巡った「西国三十三か所観音霊場巡り」で大阪地区の観音霊場をネットで調べていた時に、藤井寺市にある葛井寺(ふじいでらと読みます)で国宝の千手観音特別開扉と阿弥陀二十五菩薩堂特別拝観があることがわかり、それではと前日に岸和田のお城とだんじり会館や寺院・神社をまずは見に行こうと思い立ち、岸和田にいる旧友に電話、あいにく当日都合がつかず、一人飲みの居酒屋を物色、こちらはPART2でお話しするとして一日目は岸和田城へ、元々は5層の天守閣でしたが、火事で喪失、現在は3層の天守閣です。1334年に楠木正成の一族和田氏が当時「岸」と呼ばれたこの地に城を築き、「岸の和田氏」と呼ばれ、「岸和田」の地名の起こりとなったといわれています。その後変遷し、1640年に岡部家が以来13代明治を迎えています。お城の中を隈なく見学を終えて、近くの「岸和田だんじり会館」「岸城神社」を見に行きました。だんじりは江戸時代中期に始まった五穀豊穣を願うお祭りです。岸城神社の例祭としての「岸和田だんじり祭り」が広く知られています。少し時間があったので、岸和田天神宮と738年に行基が創建した久米田寺へも行ってきました。目の前には行基が開削指導(地域の人々を率いてため池や用水路などのインフラ整備)大きな久米田池がありました。いつものようにお守りを購入、少額ですが、改修工事の寄進もして、すがすがしい気持ちになって、ホテルへ直行。今日は飲むぞー。PART2へ続く。
久米田寺にあった句碑(高橋操子氏作)
ちっぽけな 善意でもよし 心満つ
(一峰作)
手を合わせ 心のさびを そぎ落とす
岸和田城 だんじり会館内のだんじり
岸城神社 久米田寺
久米田池 久米田寺の句碑
岸和田天神宮
だんじりシアターの動画